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藤田画伯の住まい

2011.07.15.11:11

藤田嗣治“手しごとの家”林洋子著を本屋さんで何の気なしに
手に取りパラパラと捲ると画伯の理想とした住まいが現れました。
藤田画伯は戦前にヨーロッパにおいて成功を修めしましたが大戦中の
戦争画の関与などにより日本での評価が行われ難い存在でした。
最近は作品自体と向き合い作品の公開や出版物も多く出され
再評価が行われています。
戦後はフランスに戻り終の棲家として農家を買い取り長年の夢の実現の為に
1年を掛けその家を改装しました。現在はその村に寄贈され公開されています。
それにしても人は波乱に満ちた生活の中から多くの優れた作品を
後世に残し続けて行くのですね。
人の可能性は際限が無くどこに行き着くのでしょうか。

藤田の絵縮小
フランス国立近代美術館蔵〈カフェにて〉

一人の画家がこの世に残したものは絵画だけでは無かったようです。
〈住まいかた)も後世に残してくれました。

藤田の家縮小

とてもシンプルなフランス郊外の古い農家を改装しました。
どこからこの様な美しい形が作られるのでしょうか。

藤田の家1縮小

斜面になっているため庭に面した建物は3層になっています。
3層目が画室になっていて屋根裏の壁には礼拝堂壁画の習作のフレスコ画
が描かれています。
この面を写した写真が欲しくて本を買ってしまいました。
脳裏に刻み付けて置きたかったのです。
藤田画伯は多彩な人で身の回りの物を“手作り”してしまいます。
裁縫、大工仕事、食器や木箱の絵付け、パリの蚤の市での収集。
写真にも及びました。有名写真家との交流も才能を愛された証です。

自作のドールハウスは生活を楽しむ為の必需品のようです。
傍らに置かれその中での生活に浸っているようです。
精巧に作られたドールハウスは写真家で有名な土門拳も撮影しています。
よほど琴線に触れる居心地の良い作品だったのでしょう。

ミニハウス縮小


いつの時代にも絶える事無く芸術家が生み出されて来ました。
その芸術に触発され次々に新たな価値が途絶える事無く生み出されて行きます。
少しでも先人の生活への思いを取り入れ仕事に活かしたいと思いました。
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