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ランタシードin軽井沢

2013.07.21.14:05

低炭素住宅を見据えたランタシードを見に軽井沢に行きました。
『低炭素住宅』聞き慣れない言葉です。
今までの長期優良住宅が耐震性、断熱性を重要視していたのに対し
断熱性を重視して省エネルギーの為に冷暖房、換気、照明、給湯、家電等の
エネルギー消費量を細かく数値化して減らした住宅です。
見える形で現在の省エネ基準より10%エネルギーを減らす為に細分化
されました。国、地域により気候条件、生活習慣が大きく異なりそれも含め
より生活に密着した省エネ対策になっています。
ちなみにドイツの住宅と比較すると日本では青森の気候に近く暖房エネルギー
は日本の4倍近く掛かっています。分厚い断熱材に覆われたドイツ住宅でも
暖房エネルギーに掛かる割合の多さに驚きます。
日本でのエネルギー消費で多いのが給湯、照明、家電エネルギーでドイツの
1.5~2倍になります。そこに目をつけたのが低炭素住宅です。
そして太陽光発電を利用すればゼロエネルギー住宅になり最終的には建設時
から解体時までのエネルギー消費量を0以下にする考え方です。
面白いのが木造住宅も低炭素化に有効な対象の1つと成っています。
森林によるCO2排出が押さえられるからと思います。世界の森林はとても大切な
財産と久々に考えさせられました。

rannta2縮小

軽井沢で施工中のランタ・シードです。
構造は在来木造工法。ログハウスと変わらない外観です。
外壁は木製サイディング、窓はお馴染みの木製DK窓です。
100mmのロックウールによる断熱材により覆われていて安心感があります。
地中熱利用の24時間換気システムはランタシードの標準として備えられています。
室内は珪藻土と木製の腰壁で仕上げられていました。
珪藻土は当社ではオプション、ドライウォール工法による塗装仕上げになります。
フィンランドでは紙クロスが使われていましたので部屋の雰囲気を作る意味では
紙クロスも良いかなと思います。

rannta1縮小

建築中のランタ・シードの後ろにもランタシードがあります。
フィンランドの住宅デザインと日本での北欧住宅デザインの違いは無いのですが
日本では土地や建物が制限される為かフィンランドでは大らかな美しさが有り
日本では凝縮された美しさがある様に思います。フィンランドで出会った
小さな子供の家のような可愛さを軽井沢で見つけました。
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