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益子町の魅力

2014.05.25.15:31

益子町は陶芸の町で有名です。35年前まだ学生の頃、父に連れられ訪問したのが
今回紹介する彫刻家のワグナー・ナンドールさんです。
私は芸術は好きですが芸術家はとても苦手です。それは芸術家の生まれ持つ
感性を恐れ空虚な自分から発する言葉が自分自身で耐えられないからです。
父はその様な私を知っているはずなのに有名な陶芸家達に会わせてくれました。
当時のワグナーさんの自宅は線の細い日本家屋で日本人の感覚以上に坪庭的な
切取られた低い大きな窓により座って初めて独特の直線の木漏れ日の光と影の世界
が広がったのを思い出します。
茶室の庭の美しさとは違いますが白樺が林立し素朴で同じ感性を感じました。
ワグナーさんの“春季展”のはがきを見て久しぶりに訪れたいと思いました。

小野田縮小


父が持つ作品は小さな“聖徳太子像”大きな手で撫で回し慈しんでいる姿を思い出します。

ワグナー22


栃木県立美術館の常設展示場には小さな浅く楕円の池と杉苔で覆われた緩い丘に
“母子像”が置かれています。草木は大切に手入れされ静寂の中、時が過ぎて行きます。
その他の作品を見る機会はなく調べると世界の偉人の彫刻を残していました。
その集大成として“哲学の庭”が完成しました。
はがきには“小野田寛朗氏像”が載せてあり一瞬アレッ!!!30年間ルバン島に潜伏
していた小野田少尉でした。エピソードを読むと日本の先人達の意思の強さに敬服します。

ワグナー3

私が訪れた時の林に囲まれた佇まいは画室に見られるだけで残念な気はしますが
それ以上に広大な敷地に点在する展示棟で作品を見ることが出来ます。
ワグナーさんは建築にも造詣が深く記念財団の建物にも興味が湧きます。

ワグナー1

一番興味深かったのは研修生たちが泊まる1部屋3畳の個室です。
室内の写真は取れないのが残念ですが、3畳の部屋の窓が床上45cmから天井までの
大きな窓で竹林の間から光が入り静寂でワグナーさんの心の中に居る様に研修生には
思えたのでしょう。
3畳の内1畳は低い作り付けのベット、残り2畳しかない空間ですが私には贅沢な広さ
に思えます。

今回の目的は大谷石で造られた建物を見ることです。
栃木県は大谷石の産地、多くの大谷石で作られた蔵が現存する街です。
大谷石の建物ではレストランに改造された"石の蔵”が有名で木の素材と大谷石
の組み合わせは知的で幻想的な世界です。宇都宮に立ち寄られた時には是非、訪問
して頂きたいお店です。ランチはバイキング形式で楽しめます。

大谷石の積み方がログハウスの様なノッチが出ています。
窓の配置も綺麗です。

ワグナー11


経歴はハンガリーに生まれスターリン時代にスウェーデンに亡命し来日して益子に居を
構えました。益子町は多くの芸術家を惹きつけ今も新たな芸術を生み出しています。
とても小さな町ですが新緑の中、芸術家達の足跡を散策するには良い季節です。
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